

新生銀行が金融ビジネスを展開していく上で、最も重視しているテーマのひとつが“IT”です。 金融業界は近年、規制緩和が急速に進展し、銀行が取り扱うことができる商品・サービスは大きく広がりました。それにともなって「ビジネスプロセス」はいっそう複雑になり、扱う「情報」はさらに膨大になりつつあります。これらを管理するためにはシステムが必要です。先進の“IT”を駆使してビジネスプロセスを効率化し、情報を自在に操ることができれば、お客さまの満足度も向上する。その仕組みづくりを担っているのが、金融インフラ部門なのです。
新生銀行は、IT分野の最新テクノロジーを他行に先駆けて導入した銀行として知られています。たとえば、従来の銀行はメインフレームという大型コンピュータを使ってシステムを構築するのが常識だとされていましたが、私たちは2001年の新生銀行リテール業務参入に際して、マイクロソフトのウインドウズを基幹システムに全面活用。一般的な銀行システムの10分の1というコスト、そして10カ月という短期間でリテールシステムを組み上げました。この事例は、革新的なシステム構築案件として2006年ハーバードビジネススクールのMBAコースでもケーススタディとして取り上げられています。
また、その実力が評価されて金融インフラ部門の活躍分野は、会社の枠を超えて、国内外企業の ITシステムや業務プロセスの新規構築・リエンジニアリングのサポートにも及んでいます。海外では台湾交通銀行のITシステムと業務プロセスの改革に、過去一年間にわたりアドバイスを行ってきました。ビジネスプロセスをITで効率化できれば、社員は余計な雑務から解放され、本来力を注ぐべき業務に集中できる。こうした環境も、新生銀行の競争力の源にもつながっています。