「既存の価値観を見直すことで、顧客企業にソリューションを提供する仕事」に就きたい。そんな思いから金融機関の法人営業に強い意欲を持っていた私は、新生銀行に出会うべくして出会った感があります。新生銀行の法人業務は数ある金融機関の中でも先進性が高く、若手にも責任ある仕事に挑戦する機会が与えられ、資金・資本調達を通じたソリューション提供の専門性を身につけるには最適の環境でしたから。
さらに、選考段階で、働く環境としての居心地の良さを感じたのも重要なポイントでした。
学生時代に出会った方から、「最初の職場は“ふるさと”のようなもの」という話を聞き、深い共感を覚え、それが私の企業選択におけるもうひとつの軸となっていたのです。社会人としての価値観や行動基準は入社後の環境で培われる。いわば「原風景」となる場所には、自分を偽らず、自然体で成長できる企業を選びたい。その基準で企業を見ていったとき、新生銀行を自分の“ふるさと”として選んだのは必然だったと思います。
現在所属する金融市場部門での私の業務は大きく分けて2つあります。ひとつは法人営業の担当者であるリレーションシップ・マネージャー(RM)のサポート。マーケット情報のレポートを毎週作成し情報発信を行うほか、訪問先に同行して専門的な金融商品・サービスをご案内しています。もうひとつは金融機関のお客さまに対して、資本調達や店舗戦略、経費削減、ALM(資産と負債の総合管理)といった経営課題について、お客さまごとに最適な考え方や解決方法を提案し、実行支援も行う、という形でのソリューションの提供です。学生時代の私は「ソリューションの提供」という言葉から、ある種の華やかな仕事を想像していました。しかし実際は、とても地道で繊細な作業の積み重ねだと身にしみて感じています。ひとつの案件を進めるためには、社内外を含めた折衝や準備段階での資料作成といった、お客さまには見えないフェーズもたくさんあります。それでも、全ての提案が成約に結びつくわけではありません。だからこそ、うまく行った時には大きな達成感や充実感があります。
中でも忘れられないのは、昨年ある金融機関の総合的な経営改善を支援するというプロジェクトに携わったことです。全くのゼロベースから、いくつかの指標に基づき支店ごとの適正な人員を定量的に定める基準を作り上げる、という業務を全面的に任されたのです。まず職場環境を知ることからはじめ、仮説構築・検証のプロセスを繰り返しました。社内外のサポートを受けながら試行錯誤を重ねた結果、お客さまにご納得いただける基準を完成させ、結果として収益拡大に貢献することができた喜びはひとしおでした。
このように金融機関向けのコンサルテーション業務を新生銀行が行っているということは、世間的にはあまり知られていないのかもしれません。私自身、新生銀行が、長年培ってきたノウハウやスキルを活かし、他の金融機関の経営課題に対しソリューションを提供している、ということは入社して初めて知りました。お客さまが金融機関であるため、専門知識も豊富ですし、専業のコンサルタントに対するよりも厳しい目で見られていると感じることも多々ありますが、一方で、銀行業務を知り、行っているからこそ、同業である金融機関に提供できるソリューションの納得感や質の高さには優位性があると考えています。
現在目標としているのは、こうしたソリューション提供の成果を積み重ね、新生銀行のプレゼンスをさらに高めていくこと。そして自分自身の社内外でのプレゼンスも高めていくことです。2011年9月からは市場営業本部商品開発チームを兼務し、金融商品の時価評価などのモデル化にも携わっています。チームに本格的に貢献できるのはこれからになりますが、こうしてまた成長の機会をいただけた以上、そちらでも成果をあげていきたいと思っています。











