システムコース金融ITが主導する新たなチャレンジ

新生銀行グループと外部をつなぐ
API基盤をクラウド上に構築。
価値共創型ビジネスを加速する

システムコースシステム開発部

2009年入社

中村 一生

システムコースシステム開発部

2007年入社

吉川 晴菜

システムコースシステム開発部

2017年入社(中途)

中辻 弘樹

システムコースシステム開発部

2015年入社

佐藤 祐

システムコースシステム開発部

2014年入社

小川 洋史

システムコースシステム開発部

2013年入社

酒井 謙輔

APIを繋いでサービスを生み出す、
その中心となるハブを作る

吉川プロジェクトに着手して3カ月になります。昨年カットオーバーした勘定系更改プロジェクトも大きな案件でした。銀行の重要な基幹業務を担う勘定系システムの全面更改のため、セキュアで安定したものでなければならないという意味で非常に重要でやりがいのあるプロジェクトでした。今回はまた別の意味で、大きく意味のあるプロジェクトになると感じています。この取り組みは、当行グループが今後新たなビジネスを拓くための基盤をつくりあげるものになると思うんです。基盤構築を統括する立場から、中村さんはどう感じていますか?

中村確かにわれわれの役割は非常に大きいと思います。これまではグループ各社がそれぞれ開発した機能を縦割りで顧客に提供してきました。そのため、API(Application Programming Interface)とはいえグループ内で組み合わせて利用するのは簡単ではなかった。外部提携先と接続する場合のシステムの負荷調整やセキュリティ確保のための制御基盤の準備なども、すべて各社個別に実装していました。しかしこれでは手間がかかりすぎるし、無駄も多い。そこで当行グループ共通のハブになるAPI基盤を構築しようというのが今回のプロジェクトです。グループ間または外部提携先から各社のAPIを使用できるようにすれば、各社のAPIを選んで組み合わせて使うことも簡単にできるようになるし、出入口が一箇所だからセキュリティ面の制御も一括してできます。

吉川中期経営計画にある「価値共創型ビジネスの創出」をシステム面から支えるという大きな意味を持つプロジェクトです。従来の、ビジネス側の要件に従ってシステム開発するという流れから、システム部門とビジネス部門がアイデアを出し合い新たな商品やサービスを作り上げるという流れが強くなりますね。

中村その通りだと思います。このシステム開発によって、銀行内だけでなくグループ各社のAPIの“カタログ”のようなものがAPI基盤上にできることになります。APIをパーツとして活用することで、新たなサービスをより早く使えるようになりますし、この“カタログ”を見ることで「これとこれを組み合わせれば、こんな新サービスができる」というアイデアも生まれる。システムが商品やサービスをつくり出すきっかけになり、新たなビジネスを生むという今までにない流れになると期待しています。

吉川このプロジェクトで中辻さんは頼れる兄貴分という存在ですが(笑)、意気込みを聞かせてください。

中辻私は前職でデータベースを中心にキャリアを積んでおり、昨年の勘定系更改プロジェクトでもデータベースを担当しました。今回は基盤構築を担当します。クラウド上に構築することになるので、その点は、プロジェクトにとっても自分にとっても新しいチャレンジだとわくわくしています。中村さんを補佐しつつ、また若手のメンバーの相談相手になりながら、全員の力でやり遂げたいと思っています。

大規模プロジェクトに若手を積極的に起用

吉川勘定系プロジェクトでもそうでしたが、今回のプロジェクトにも若手メンバーを数多く起用しています。それぞれ心に期するものがあると思うけれど、どうですか?

佐藤クラウドの新基盤上でまず銀行の個人向けインターネットバンキングを動かす計画となっていますが、私はまさにそこを担当します。このプロジェクトの前もインターネットバンキングを刷新するプロジェクトを担当してきたので、経験を活かしつつ新たな技術も習得するチャンスだと思っています。これまで個別につくってきたAPIをより汎用的なものにつくりかえていくというとき、そもそも汎用的とはどういうことなのか、先輩や後輩と議論する機会も多くなりそうなのですごく楽しみです。

小川私は入社以来、ずっとセキュリティ関連の業務に就いてきたこともあり、今回のプロジェクトでも基盤のゲートウェイの設計を担当します。ここが共通で唯一の出入口になってきますし、クラウド上での構築なので自分にとっても大きなチャレンジです。特に今、サイバー攻撃は非常に激しくなっていて、当然、当行も標的になりえます。例えば、WebサイトやWebサーバーに大量のトラフィックを送信し、負荷を掛けてサービスを停止させるディードス(DDoS:Denial Of Service)という攻撃がありますが、こうしたものにどう備えるか。使いやすさとセキュリティ確保はトレードオフの関係にあるだけに難しいのですが、やりがいも大きいと思っています。自分の年齢でここまで担当できるのはうれしいですね。

酒井今回はクラウドに関する知見を新たに積みながら業務を進めることになるので、私はそれが楽しみです。金融の世界でもクラウドはますます重要になっていくと思います。また、今回は個別のAPIではなくてそれらを統合する基盤づくりがテーマですが、まさに私が担当するのが基盤の具体的な設計です。実際にAPIを使いたいと思った人が簡単に利用できなければハブとしてつくる意味がありません。このAPIとこのAPIをつなげたらこういうサービスができるという新しい連携が、スピーディーに実現すればビジネスへの貢献はとても大きいわけで、そこに携われることにやりがいを感じます。

中辻若い人を開発の要所にここまで思い切って配置したのは初めてだと思います。弟たちには(笑)、このチャンスを活かしてほしいですね。

実際にものづくりとして取り組み、
スキルを上げていく

吉川プロジェクトへの期待は大きいし、スピードも要求されるわけですが、今新生銀行のシステム開発は、実際に手を動かしてつくっていくというプロセスを大事にしていると感じます。とてもいいことですよね。

中村その点はかなり意識しています。これまでのシステム開発は、外部パッケージを組み合わせて実現することが多く、外部ベンダー頼みの状況となっていました。確かに外部の優秀な人材に任せることも大事ですが、行員の開発力の強化という点ではあまり期待できない。自分たちで設計し、場合によっては自分たちでつくることで、内部に知識と技術を蓄積することが非常に大事です。このプロジェクトが終了した時にメンバーがどうなっていてほしいか、それをイメージしながら取り組むつもりです。

佐藤確かにこれまでの基盤やAPIの開発では、実際に作業をしてプログラムを書くのはほとんど外部ベンダーのプログラマーでした。もちろん、私たちが全く同じレベルになれるわけではないし、その必要もないと思いますが、同じレベルで開発や設計について話ができるようになっていかなければならないと思います。

酒井自分たちの設計や開発のスキルを上げていけば開発スピードも上がりますよね。

吉川そうですね。もちろん技術力を高めることも大事ですが、システム部の仕事は開発だけではありません。プロジェクト計画書を作成したり、上司や他部門の担当者に説明したり説得する機会もたくさんあります。論理的に考えそれをアウトプットする能力、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力など、必要なスキルは多岐に及びます。これから入ってくる学生の皆さん、文系理系は全く問いません。フレキシブルに広くいろいろなことに興味をもって、いろいろなことに挑戦し、一緒に成長できたらいいと思いますね。

小川システム部内部でもどんどん風通しがよくなっています。運用部と開発部の交流が増え、議論する機会も多くなっています。以前は関わることが少なくて「この設定お願いします」「はいわかりました」みたいな事務的な感じが多かった。

酒井私も入社以来ずっと開発部にいたのですが、この基盤開発プロジェクトのアサインと同時に運用部に異動しました。確かに以前は、その人の持っているスキルに依存して、まるごとお願いしてしまうという感じだったけれど、今はチームで協力してプロジェクトを成功させていこうという意識が強くなってきていますね。新人の育成についてもすごく熱が入っていて、みんなで育てていこうという意気込みを感じます。

吉川このプロジェクトの中で、各自の成長と新生銀行システム部門のパワーアップをぜひ実現していきたいですね。

中村今はグループ各社からのヒアリングを終え、概ね要件定義ができたところで、いよいよプロジェクトが本格的に始動します。銀行のシステムを外に開きながら新たなビジネスにつなげていくということは時代の要請であり、ぜひ実現しなければいけないことだと思う。金融業界の中でも最先端のシステム開発です。ぜひ成功させましょう。

※部署名、所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。