SHOWA LEASING PROJECT #03アセットビジネス〜物件価値に着目したビジネス〜

初の海外合弁会社の設立に奮闘。
アセットビジネスを先頭で牽引する。

PROJECT OVERVIEW

物件の価値に着目し、物件査定に関する専門性を生かしながら、オペレーティングリース・レンタルや動産一括処分、動産中古売買といった付加価値の高いサービスを提供するのがアセットビジネス。所有する中古建設機械の出口戦略としてオークションやアジアのレンタル市場への参入も積極的に進めている。

動産マネジメントビジネス部門
建設機械営業部
2005年入社

小松徹一郎

入社から10年を経て自ら志望した米国リース会社での半年間の研修が大きなターニングポイントになった。分かったつもりでいたリース事業の面白さと可能性に改めて気付かされ、また世界の広さを知った。海外で勝負したい、そう思って帰国。希望が叶い、現在はアジア事業の先頭に立つ。

アメリカでの研修を経て
海外事業の第一線に立つ。

「何かひとつの商品だけを扱い続ける仕事はつまらないし、自分は飽きてしまうだろう」と小松徹一郎は思っていた。あらゆる事業に欠かせない設備投資を支え、他方、経営者と直接会って財務指標の改善や事業承継などについて議論し、提案するという昭和リースの仕事の幅の広さを知ったとき、この会社ならいろいろなことにチャレンジできると思った。それが入社の動機だった。最初は渋谷支店(※現在は東京本社に集約)で勤務。興味があったアパレル事業者の顧客を中心に担当。6年間にわたって同業務に就き、その後は昭和リースの強みであるアセットファイナンスを学びたいと考えて建設機械営業部に異動。入社から10年が過ぎた時には、新しいことにチャレンジしたいと、社内の研修制度を活用して半年間、米国のリース会社で税務、会計、経営を学んだ。「リースの仕事はひと通り分かっているつもりでしたが、まだ知らないことばかりだと気付かされました。また、初めて異文化に触れて、もっと世界を見たい、海外事業を担いたいという気持ちが強くなり、帰国後は海外事業を希望し、主に東南アジア諸国向けのファイナンスや中古機械販売などを担いました」。その小松に、間もなくさらに大きなチャンスが巡ってきた。

アジア事業の先陣を切り
フィリピンでクレーンレンタル会社を設立。

きっかけは新生銀行の国際金融室からの情報だった。フィリピンを代表するあるゼネコンが建設機械のレンタル事業を新たに興したいという希望を持っているという。当初昭和リースは、所有する中古建設機械の販売先としてアプローチすることを検討した。しかし、フィリピンの企業側はそれでは不満足だった。「高品質な建設機械を適切な値段で提供するレンタル会社を設立してフィリピン建設業界の長年の不合理な慣習を打破したい」との要望が改めて伝えられた。もう一歩踏み込もうと小松は腹をくくった。すでにフィリピンに進出し、現地でのクレーンオペレーションの実績と運営リソースがあった日系のクレーンレンタル会社と3社合弁でクレーンレンタル会社を設立するという事業戦略を固めた。昭和リースは投資に見合った配当収入を得ると同時に中古クレーンの継続的な販売先を確保することができる。さらにはアジア市場におけるレンタル事業のノウハウの獲得としても大きな意味を持つ。間もなく小松は自らそのプロジェクトを率いた。

初めて尽くしの海外合弁会社設立を担う。

しかし昭和リース初となる海外合弁会社の設立は容易ではなかった。しかもフィリピンは未開拓の土地だ。全てゼロから調べ、考えていかなければならなかった。新会社の職務規程の作成、合弁契約書の作成、そのための現地法律事務所や会計事務所との打ち合わせ、グループ内の合意取り付けなど、やらなければならないことは山のようにある。しかも全てについて3者間の合意が必要だった。膨大な実務に押しつぶされそうになった。「本当にできるのか?」——自身の中で不安が募っていく。「しかし、戦略分野として位置づけたアセットビジネスへの取り組みや、保有している国内中古物件の販路確保、さらにアジア市場における事業推進の重要性について社内方針は一致していました。上司も自信を持って取り組めとさまざまな後押しをしてくれた。なんとしてもやり遂げようという社内の機運は日を追って高まっていきました」。ようやくこぎ着けた合弁会社の調印式とそれに続く会社設立パーティーには、在フィリピン日本大使やフィリピン元首相も出席。多くの人の祝意に包まれて新会社は無事スタートした。

ICTにもインフラ建設は欠かせない。
アジア市場のビジネスを牽引していく。

新会社の中古クレーンレンタル事業は、現地の旺盛なインフラ需要を背景に順調に滑り出した。アジア各国への建設機械販売のハブの確保という意味でも合弁会社設立の意義は大きく、アジアのさらなる経済発展に貢献しながら、昭和リースに新たな収益源をもたらすものになるだろう。合弁会社の事業を大きく育て、さらには関連会社のシンガポール拠点も活用しながら、アジアにおけるビジネスを大きく拡大していきたいと小松は考えている。
「社会の注目はICTやAI、5Gなどに集まり、実際アジアでも積極的な投資が進んでいますが、こうした整備にも基地局やデータセンターなどの建設が欠かせません。すべて土木や建設が絡みます。私たちにできることは大きい」と小松。「最初のアパレルへの取り組みや10年目の海外研修、その後の海外事業の推進など、新しいこと、前例のないことへの挑戦はいつも刺激的で楽しかったですね。チャンスをくれた会社に感謝したい。今度は自分がそういう環境を若い人に用意していかなければならないと思っています」。自らもさらに挑戦を続けながら、小松は昭和リースの海外ビジネスを牽引していく。