何を大切にし、どう働くか。
それぞれの意志やプランに合わせて
自分らしく、キャリアを描く。

PROLOGUE

多彩な制度と柔軟性のある組織で
業界最高水準の女性管理職比率を実現。

少子高齢化や労働人口の減少が急速に進む中、女性の活躍推進はもはや日本社会全体の課題と言える。しかし、一言で「女性」といっても、求めるライフスタイルやキャリアプランは女性の数だけ異なる。いまだ家庭で多くの役割が求められる女性の場合、結婚・出産・子育てといったライフイベントやライフステージの変化がキャリアに与える影響は大きい。人生で何を大切にし、どう生きるかを考える中で、自身のキャリアと向き合う機会も多くなる。

新生銀行グループでは、中期経営戦略「金融 リ・デザイン」において、組織的能力「ケイパビリティ」の強化・活用を基本戦略のひとつに掲げている。その推進力となる人的資源の重要なカギを握るのも、やはり女性だ。

新生銀行グループは、2019年度に女性管理職比率(部長代理・部長補佐・上席主任以上の職位における女性の比率)が31.6%と、すでに業界最高水準に到達。さらに2020年度にはこの比率を35%まで引き上げる計画だ。この数値は単に管理職の数を増やすだけでなく、真の女性活躍推進に向けて、すべての女性が活き活きと働ける環境の実現も意味している。

具体的には、育児休業・時短勤務をはじめ、在宅勤務やセルフ時差勤務、介護や不妊治療などに幅広く利用できる休職制度などの各種制度を導入した。ライフステージの変化に合わせ、社員一人ひとりが自分らしく、望むカタチで能力や個性を最大限に発揮できる組織づくりを追求している。

こうした制度や環境の中で、社員たちはどのような働き方を実現しているのか。実際に新生銀行で働く女性社員3人に、制度の活用や働きやすさ、今後のキャリアプランについて語ってもらった。

新生インベストメント・マネジメント 代表取締役社長

1990年入社

平井 治子

旧長期信用銀行において事業法人営業として入社後、営業部、債券部などを経て1998年に外資系コンサルティング会社に転職。2014年に再び新生銀行グループへ。2018年に新生インベストメント・マネジメントに出向、代表取締役に就任。

ストラクチャードファイナンスコース不動産ファイナンス部 部長代理

2005年入社

閑田 由美子

バックオフィス部門を経て、2006年から新生信託銀行に出向し、受託管理部、資産金融管理部などを経験。2013年に社内公募制度を活用して不動産ファイナンス部に異動。オリジネーション担当として、ファイナンスの組成からお客さまとの関係構築、審査部との調整対応などを行っている。家庭では4才児と2才児の母。

資産運用コンサルタントコースリテール営業推進部 部長代理

2012年入社

新井 遥香

個人の資産運用コンサルタント部門で窓口業務を学んだ後、資産運用コンサルタントを経験。個人のお客さま対応のほか、チームリーダーとして若手のマネジメントにも携わる。2018年から現在の部署へ。部長代理として営業推進業務に従事。キャンペーンの企画・運営や資産運用商品の管理などを担当している。

「女性だから」と一括りにされず、
個人の希望に合った選択ができる。

平井

私が入社した当初は、男女雇用機会均等法が施行されて間もない頃。金融業界全体を見ても、女性が総合職で採用され、法人営業に配属されることはとても珍しい時代でした。取引先で「女性の営業担当ですか」と驚かれることもありました。しかし、そういう環境でも引け目を感じずにいられたのは、上司の存在が大きかったと思います。総合職の女性の部下をもつことは、彼らにとっても初めての経験だったはずですが、男性社員と分け隔てなく、また必要以上に意識することなく育成してくれました。お客さまにしても、最初のうちこそ驚かれましたが、きちんとお取引の対応をしていく中で自然と信頼関係を構築していけたように思います。当時から「女性だから」という考え方は少ない銀行だったと思います。

新井

平井さんのおっしゃる通り、私もこれまでに「女性だから働きづらい」と感じたことはないですね。私が入社する頃には、管理職として活躍されている女性の先輩社員が多かったことも影響しているかもしれません。特に印象的だったのは、最初に配属された大阪・梅田支店での上司だった女性支店長です。常に自信をもって、楽しそうに働く支店長の姿を間近で見て「私もこんなふうに活き活きと働きたい」と刺激を受けたことを覚えています。私自身も早い段階からチームリーダーを任されるなど、年齢や性別よりも本人のやる気を重視して、ふさわしい配属先や役職を考えてくれる会社だと実感しています。

平井

男女関係なく、若い人が活躍しやすい会社という印象は、今も昔も変わらないですね。若いうちから臆せずに発言できるし、自分で考えて主体的に行動できる。能力のある若い人ほど、伸び伸びと力を発揮しているという印象があります。

閑田

個人のやる気を尊重する環境は、出産・育児を経ても同じだと感じます。私は現在、2児の子育て中ですが、育休から復帰する前には、人事部が今後の働き方やキャリアプランに関する希望を丁寧にヒアリングしてくれました。他社で働くお母さんからは、本人の希望とは関係なく「早く帰りたいんでしょ」という前提で、育休復帰後は簡単な業務ばかり割り当てられてしまうという話もよく聞きます。もちろん、実際に子育てが忙しく、出産前のように働けない女性がたくさんいることも事実ですが、子育ての環境やキャリアに求めるものは一人ひとり違います。私のように、出産前と同じように働きたいと思う人も、少なからずいるはずです。大切なのは「女性だから」「子どもがいるから」と一括りにするのではなく、個人の希望に合わせて選択肢があることだと思います。

「制度は使うべき」という共通認識のもと、
周囲の理解も深まっている。

新井

私は入社後、体調を崩してお休みしていた時期がありました。その際、人事担当者から「もし有給休暇を使い切ってしまっても、こういう制度を使って引き続き休みを取得できるから、心配せずにゆっくり体調を治して」と連絡があったんです。丁寧に制度の説明をしてもらえたことで安心したのと同時に、社員一人ひとりを大切にする会社なんだなとうれしく思いました。

平井

制度は必要な人がどんどん使うべきという共通認識が社内にあるので、「制度があるのに実際には使いづらい」ということが、ほとんどないですよね。子育て中の社員も制度を気兼ねなく使える環境ですし、制度を使用する人に対する周囲の理解も年々深まってきていると感じます。

新井

私の部署でも、小さなお子さんのいる社員は「子どもが風邪をひいたので、今日は在宅勤務にします」など、臨機応変に対応されている印象です。本人はもちろん、周囲も柔軟に受け止めていますし、そういう環境を見ていると、将来自分が同じ立場になった時も安心して働けると感じます。

閑田

さまざまな制度があるだけでなく、在宅勤務×時差勤務など複数の制度を組み合わせることもできれば、一つひとつの自由度も高いです。たとえば私もよく利用する時差勤務制度は、企業によっては1年単位でしか時間を変更できないという話も耳にしますが、当社では1日単位で変更ができます。実際、私の周りでも1週間単位など、細かく調整しながら利用している社員は多いです。私も今は定時より30分早く出勤し、その分早く退勤することで保育園のお迎えに間に合わせています。こうした自由度の高さは、グループ人事部が現状を把握した上で「使える制度」を制定してくれているからだと実感します。

長く、無理なく働くためにも
ワークライフバランスを意識。

閑田

特に重宝しているのが在宅勤務制度です。子どもがまだ小さいこともあり、今は1分1秒でも惜しい生活を送っているので、通勤時間を有効活用できる制度は本当にありがたいです。有給休暇を使うこともできますが、休んでも業務が減るわけではないので、結局どこかで巻き返さなければなりません。その点、在宅勤務であれば、通勤時間を子どもの通院や家事に割り当てられるので、業務を滞らせることなく家のこともできます。

平井

閑田さんのように、使える制度はどんどん活用すべき。今は大変でも、長い目で見れば人生の中で子どもに手がかかるのは一時期のはず。子どもが手を離れてからもキャリアは続いていきますから、制度を活用することで自分にとって無理のない働き方を追求してほしいですね。

新井

実際、そうした制度は育児や介護などの特別な理由がなくても、誰もが使いやすい雰囲気がありますよね。私も打ち合わせなどがない日は在宅勤務を選択しています。通勤に当てていた往復3時間が浮いた分、ジムに行ったり、少し遠くのスーパーまで足を運んだりとオフの時間を充実させています。長く無理なく働くためにも、ワークライフバランスを保つことは全社員にとって大切なことだと思います。

平井

そういう意味では女性に限らず、男性社員でも在宅勤務や時差勤務を活用できますし、今後は育児休暇を取得する男性ももっと増えていくでしょうね。

自分らしく、仕事を楽しみながら
キャリアの幅を広げていきたい。

閑田

今は制度を利用する立場にいますが、将来的には制度をつくり出す側の業務も経験してみたいです。私はこれまでに2度、産休・育休を取得しましたが、復帰する度に「以前よりも制度が整っている」と感じてきました。育休期間のほんの数カ月の間にも、新しい制度が始まっていて、年々働きやすくなっている印象です。制度を活用することで無駄なストレスを抱えずに働ける分、新生銀行のことがさらに好きになるし、だからこそ「もっと良くしたい」と感じる部分もたくさんあります。現在、携わっているファイナンス業務に関する知識とスキルを深めた後は、本部業務に挑戦し、より俯瞰的な立場から全社員が働きやすくなるように制度や仕組みを整えていきたいですね。

新井

私は閑田さんの逆で、今は本部で働いていますが、いずれは支店に戻りたいと考えています。本部の業務を経験する中で、会社全体が置かれている状況や今後の課題など、多くの気づきが得られました。そうした本部で得た知識や経験を活かしながら、改めて支店で若手育成に携わりたいです。もともとお客さまとコミュニケーションを通して、信頼関係を構築できるコンサルタント業務が好きだったこともあり、自分が得たやりがいや楽しさを若い世代にも伝えたいという思いがあります。人の成長に携わることは、自分自身を成長させるより難しい部分もありますが、だからこそ若手の成長を実感できたときには2倍、3倍の喜びや達成感が得られます。

平井

いろいろな立場を経験することは、視野も広がるし、キャリアの幅を広げる上でもとても素晴らしいことだと思います。私もこれまでにマネジメント業務に携わってきましたが、昨年、代表取締役に就任してからは、以前よりもさらに高い視点が求められるようになりました。チームであれば同じ目的に向かってまとまることができますが、会社全体を見るとなると、さまざまな機能や部署の中で相互の調整が必要になります。時には壁にぶつかることもありますが、そこで頼りになるのが同期の存在。今残っている人は男性が多いですし、私よりずっと上位の役職の人もいますが、同期ということで敬語も使わずに気兼ねなく相談できます。同じような立場や視点から、悩みや課題を共有できる仲間がいることは非常に心強いです。

閑田

会社の規模が大きすぎず、小さすぎず、程よいからこそ同期ともいい関係が保てますよね。いろいろなタイプの人がいますし、それぞれが希望する働き方にマッチできる会社だと思います。

新井

本当に「こうすべき」というレールがなくて、いい意味でとても自由な社風。特に女性の場合、若いうちはバリバリ働いてキャリアアップしたいと考えていても、結婚や出産などのライフステージの変化によって、考え方が変わるケースもありますよね。私も今は全国型勤務を選択していますが、希望を出せば地域限定型勤務への職種転換も可能です。一度決めたらずっとそのままというわけでなく、その都度、本人の希望をもとにフレキシブルに対応してくれる点にも魅力を感じます。

平井

ただでさえ変化の速い金融業界で、組織としての柔軟性は不可欠です。特に多様性が求められる今という時代に、若い人や新しい意見を受け入れられるカルチャーがあることは、新生銀行の大きな強みと言えます。型にはまらず、自分が望むキャリアを築いていきたいという人はぜひ飛び込んできて欲しいですね。

EPILOGUE

女性であれ、男性であれ、多様な価値観や働き方を選べる今、企業に求められるのは、一人ひとりが自分らしく輝ける環境だ。
女性を既存の型にはめようとするのではなく、彼女たちを取り巻く現実を受け入れながら、臨機応変な制度や環境で応える新生銀行に、キャリアとの新たな向き合い方を見た。

さらなる女性の活躍推進に向け、新生銀行の進化は止まらない。

WORK STYLE INDEX
※部署名、所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。